ラク痩せ!GLP-1ダイエットのリベルサスとは
冬の厳しい寒さが少しずつ治まり、だんだんと温かくなってきました。
春・夏はイベントなども多く、また薄着の季節が到来します。
そうなると気になってくるのが「冬の間に蓄えてしまった脂肪・・・増えてしまった体重・・・」本格的に暖かくなるまでにしっかりと対策を行えるのが、満腹ホルモンGLP-1です。
GLP-1とは
端的には、食事をすると分泌される満腹ホルモンです。
これを外から取り入れることにより「食事をとる必要がない」と体に認識させ、食事量を抑えます。
また、食事をすることによって小腸から分泌されるホルモンの一種でもあり、血糖値の上昇を抑えるインスリンの分泌を促す作用に加えグルカゴンという血糖値を上げる成分の分泌も抑えます。
つまり血糖値を上がらないようにするという働きがあるのです。
摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと「太る」ことは皆さんご存知かと思われますが、実は血糖値が上がると食事の糖を脂肪に変える働きが促されてしまうことで「脂肪の付きやすい身体」となってしまいます。
さらにGLP-1には胃の内容物の排出を遅らせ、食欲を抑える働きもあるためダイエットに効果的な薬剤として広く用いられるようになったのです。
GLP-1ダイエットのメリット
①食欲が抑えられる
前述したように、GLP-1には食欲を抑える効果があります。
外から満腹ホルモンであるGLP-1を取り入れることにより食事の量をおさえ、体重の減少を叶えます。
➁手軽に行うことができる
GLP-1ダイエットは注射や内服するだけなので、自宅で簡単に行うことができます。
注射針は極細針を使用するため、痛みをほとんど感じることなく行うことができ注射1回にかかる時間もほんの数十秒です。
運動など体に良いとは分かっていながらも時間を確保できない方でも、しっかりと体重を落としていくことのできるダイエット法です。
➂ストレスを感じにくい
自身の意思で無理な食事制限を行うと、我慢によりイライラしてしまったりかなりストレスがかかってしまいます。
しかし、GLP-1ダイエットでは少量の食事でも満腹感を得ることができるようになるため、自然と食事量を減らすことが可能となりストレスなく減量していくことができます。
GLP-1ダイエットのやり方
今までは注射でしか行えなかったGLP-1ダイエットですが、注射ではなく内服することも可能となった「リベルサス」と呼ばれるお薬。
針を刺すことに不安や怖さを感じる、外出していることが多く自己注射がむずかしい、そんな方にも取り入れやすくなりました。
注射薬と内服薬では取り入れ方に若干の違いがあります。
◆注射薬(サクセンダ・ビクトーザ)
・1日1回、ご自身のタイミングで自己注射が可能。
・効果持続時間は24時間。
・内出血の可能性。
・針の廃棄は医療機関のみ可能。
◆内服薬(リベルサス)
・1日1回、空腹時に内服(起床後、朝食前などが望ましい)、内服後30分~2時間程は飲食禁止。
・効果は24時間。包装シートは自宅で廃棄可能。
・効果の実感方としては、胃を通ることなく直接体内に取り込むことのできる「注射薬」の方が高くなります。
しかし、針を刺さなくて済むというのは注射などが苦手な人にとってとても大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
起こりうるトラブル・副作用
・吐き気(気分不良)
・嘔吐(吐く)
・めまい
・食欲不振
・倦怠感(眠気)
・胃のむかつき・腹痛
・低血糖
サクセンダは消化器系に働きかけるため、使い始めてしばらくの間は吐き気などの症状が起きることが多くみられます。
数日~数週間では身体が慣れ、副作用は徐々に減っていくので気持ち悪さなどが続くわけではありませんので、安心してお使い頂けます。
しかし、食事量が大幅に減ることから低血糖の症状を引き起こしてしまう場合があります。
これは血糖値が異常に低くなってしまうことから、震えや意識障害をおこしてしまう、とても危険な症状です。
これを防ぐためにも、少量でもバランスの良い食事を心がけることが大切となります。
また、万が一低血糖を引き起こしてしまった時の為に、ジュースやラムネなどを持ち歩くことで対策できますのでサクセンダ開始時や慣れない間は体調に気を付けながら継続していきましょう。
まとめ
いままで注射でしか取り入れる事の出来なかったGLP-1を内服薬により摂取することが可能となりました。
これにより、怖くてなかなか始められなかった人や、日常生活に取り入れることが難しかった人たちもGLP-1ダイエットをはじめられるようになりました。
自身で食欲を我慢する必要がなく、普段通りの生活を行うだけでカンタンに体重を減少させることが可能となっています。