「イソトレチノイン」で皮脂分泌を抑制!脂性肌のかた必見!毛穴開きとニキビを解消!
繰り返すニキビに対して皮膚科処方薬でも改善がみらないかた、エステやクリニックでの治療を継続的に行えないかた・・・。
イソトレチノイン(アクネトレント)内服薬をご存じでしょうか。
保険適用では処方いただけない内服薬で、繰り返すニキビや脂性肌でお困りのかたには是非こちらの記事をご覧いただき参考にしてみてください。
イソトレチノインとは?
イソトレチノイン(アクネトレント)は、FDA(米国食品医薬品局)から認可を受けているビタミンA誘導体の内服薬で、皮脂の分泌を抑える作用や抗菌作用があるため皮脂分泌が多いことで繰り返しニキビができてしまうかたの治療薬として処方されることが多いです。
商品名はアクネトレント、ロアキュタン、アキュテインなどありますがいずれもイソトレチノインを主成分とする薬で、当院では現在アクネトレントを採用しておりますが種類によって内容差はございません。
イソトレチノインで期待できる効果
イソトレチノインを服用することで解消できるお肌悩みをあげていきます。
記載の効果を参考に自身のお肌状態とも照らし合わせてみましょう。
➀皮脂分泌を抑制
そもそもニキビは、皮脂が過剰に分泌されることでアクネ菌が増殖し皮脂を鉱物とするアクネ菌が悪さをし、ニキビができてしまうのです。
その原因を作り出さないよう、イソトレチノインを服用することで皮脂分泌は抑えられ、アクネ菌を減少させる役割があると言えるのです。
また、皮脂分泌が抑制されることで相乗効果のある作用をもう一つご紹介します。
➁毛穴詰まりを解消
イソトレチノインは皮脂細胞を正常化させターンオーバーを促進することで、毛穴詰まりの改善にもなり白ニキビの発生を抑制します。
そのターンオーバーの促進により皮脂が溜まりにくくなった毛穴は、徐々にではあるものの引き締まりやすい環境をつくってくれます。
その後の肌施術により毛穴開きは目立ちにくくなり、いわゆる「陶器肌」を目指すことが可能となるのです。
イソトレチノインがおすすめのかた
一般的にイソトレチノインは、重症ニキビの方に処方されることが多い治療薬でした。
しかし、近年では皮脂分泌が過剰に多く、毛穴詰まりや毛穴開きがお悩みのかたにもイソトレチノインが処方されることも多くなりました。
ニキビ跡のクレーターが気になるからニキビ跡治療を優先したい!と思われているかた、現在ニキビは繰り返しみられていませんか?
現在もニキビが繰り返している場合、その肌状態を改善しなければニキビ跡治療を始めたところで今後もニキビは繰り返す一方で、なかなか理想のお肌への変化は感じられないものです。
当院では、どのようなかたへニキビ跡治療よりも先にニキビが繰り返してしまう肌状態を改善させてからニキビ跡治療へ移行する流れを提案しております。
もちろん美容施術で改善が見られることもありますが、定期的な治療に時間を割くことができない、肌質を根本改善したいかたにはイソトレチノインを服用することでスピーディーに効果実感を得られると考えます。
効果実感までどれくらい?服用期間は?
イソトレチノインは1日1回食後に服用しましょう。
効果は、早くて数日後から「皮脂が減った」と実感できますが、お肌のターンオーバーを促進する作用によりお肌の奥に潜んでいたニキビが表面に出てくることで一時的にニキビが増悪する可能性も起き得ます。
そういった事から、服用量によりお肌改善がみられる期間は個人差により異なる場合も含め、服用開始数日から約2ヵ月程度で効果を実感いただけるでしょう。
服用開始後、継続期間は約4~6ヵ月が目安です。
服用後はニキビができにくくなると言われていますが、継続期間をもってもニキビがみられてしまう場合は約2ヵ月以上の休薬期間を設け再度服用することも可能であるため、2クール目も検討することも手段の一つとして検討することも良いでしょう。
イソトレチノインと併用可能な施術は?
イソトレチノインの副作用の一つとして「乾燥」があげられます。
乾燥はお肌のバリア機能を下げてしまい、受ける施術によっては反って逆効果になってしまう可能性があるため、当院では刺激の強い施術との併用は控えていただき、特にニードル治療はイソトレチノイン休薬約1ヵ月後からご案内しております。
その中でもケアシスは、普段のスキンケアでは行き渡らないような美容成分を微弱な電気を用いてお肌の奥の層までしっかりと届けられるため、乾燥によりバリア機能が低下したお肌へ栄養補給することでダメージを受けることなく、むしろ相乗効果として肌質向上を図ります。
イソトレチノイン内服による乾燥に悩まれるかたには是非おすすめとなります。
気になる副作用
➀うつ、精神病、自傷行為などの精神疾患
➁皮膚や粘膜の乾燥、ドライアイ、出血、アレルギー
➂頭痛
➃眼瞼炎、結膜炎
➄筋肉痛、関節痛、横紋筋融解
➅肝機能低下、脂質異常
・妊娠中または妊娠の可能性がある方、授乳中の方
・15歳未満の方、又は成長期で身長が伸びている方
・イソトレチノイン、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方
・テトラサイクリン系の抗生剤を内服中の方
・抗てんかん薬を内服中の方
・腎臓疾患がある方
・高脂血症のある方
・中性脂肪、コレステロールの高い方
・うつ病、うつ気質、精神疾患で治療中の方
・その他医師がイソトレチノイン製剤を使用したニキビ治療に適さないと判断した方
内服に伴い、肝機能異常や腎機能障害、高脂血症が生じる可能性がある為、当院では採血をさせていただいております。
処方時・服用から1ヵ月後・服用終了時に採血をさせていただいております。
⑦脱毛
⑧めまい、吐き気
まとめ
イソトレチノインは、ニキビ改善を目的とした内服薬の中でも副作用が懸念されているお薬のため、肌質、状態を確認し診察をさせていただいてからの処方となります。
状態のよってはイソトレチノインの内服治療ではなく施術で改善が見られる可能性もあるため、肌質改善を考えられているかたは是非一度ご相談下さいませ。