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多汗症とワキガ改善を得意とする治療は?

ワキガと多汗症の違いとは

私たちの体には、汗を分泌する組織、汗腺があります。

汗腺は皮膚の真皮層に存在する皮脂腺の1つで、簡単に言えば「汗の出口」となるこの汗腺には、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の2種類に分かれそれぞれ出る汗の特徴が異なります。
この内エクリン汗腺は体全体の表皮にみられ、多汗症とはエクリン汗腺から過剰に汗が分泌される状態を言います。

一方で、アポクリン汗腺は「脇(腋)」・「乳首」・「陰部」の特定の部位の毛包内にのみ存在しており、アポクリン汗腺から出る汗が皮脂腺から分泌された皮脂と合わさったり、それらが皮膚の常在菌で分解されることでより強いニオイとなります。

アポクリン汗腺から分泌される汗がワキガの主な原因とされており、アポクリン汗腺が多く発達しているかたに発生することが分かっています。

汗腺の種類は2つ存在する

前述した2つに分かれる汗腺の働きをそれぞれ確認しましょう。

①エクリン汗腺

エクリン汗腺とは、私たちの身体全体に分布しており、私たちが流す汗の大部分はここから発生します。
温熱性発汗、精神性発汗、味覚性発汗の場合はこのエクリン汗線から汗が流れ出ます。
エクリン汗腺から出る汗は、無臭透明であり一般的にサラサラした状態の汗です。
血液がドロドロになってしまっている場合はやや粘性が含まれた汗が出ますが、一般的にすぐに臭いが発生する汗ではなく時間の経過とともに細菌が付着して活動を始めると、徐々に臭気を発していきます。
このエクリン汗腺の分泌が多いと多汗症となります。

②アポクリン汗腺

アポクリン汗腺とは、エクリン汗腺が身体の大部分に分布しているのに対して、アポクリン汗腺は腋下や陰部付近などの部位に集中して存在しています。
アポクリン汗腺から放出される汗は水分が多く含まれますが、それ以外にも鉄塩分・脂質・コテステロール類・タンパク質などが含まれます。

エクリン汗腺から放出される汗が透明で無臭のであるのに対し、アポクリン腺から放出される汗は濁っており独特の臭いを発します。
直接臭気のある汗を発するため、これが「ワキガ」であるお悩みの大きな原因となるのです。

多汗症とワキガは治療法が違う?

それぞれにアプローチをかける施術をご紹介します。

①ボトックス注射

ボトックス注射とはボツリヌストシキンと呼ばれる製剤のことですが、一般的には「筋肉の張りを緩和」させる働きや「表情じわを改善」させお肌の皮脂をも同時に抑える作用から美容施術として大変人気な治療です。

しかし、こちらでご紹介するボトックス注射は筋肉やしわへのアプローチではなく、多汗症又はワキガが気になる部位へ注射して汗を止める方法となります。
では、多汗症とワキガのどちらに作用するのでしょうか。

発汗という作用は、交感神経から汗腺へ汗を出すようにと指令を送ることによって生じる症状で、交感神経から汗腺に指令を伝える伝達物質はアセチルコリンといいます。
ボトックスにはこのアセチルコリンの分泌を抑制する作用があるため、その結果、発汗の指令が汗腺に届かなくなり発汗が抑えられる仕組みとなります。

ただし、ボトックス注射の汗の分泌を抑える持続効果は、4~9ヵ月程継続するとのちに弱まていくため発汗抑制効果を維持するためには、4ヵ月以上の間隔で反復投与が必要となります。
注入適用部位はは、脇、手の平、足裏、頭部となり、多汗症に効果的な治療です。

②ミラドライ

ミラドライとは皮膚を切ることなく多汗症・ワキガ治療を日帰りで行える治療のこと。

冷却により皮膚表面の保護を行うと同時に、汗腺が存在する領域一帯にマイクロ(電磁)派エネルギーを利用して熱を加え、皮膚の下にあるアポクリン汗腺・エクリン汗腺の破壊が実現できます。
一度破壊させた汗線は再生することはなく、手術同様に半永久的な持続効果が期待できます。
皮膚に傷跡が残ることなくダウンタイムも短いので、お気軽に受けて頂ける施術となっております。

また、FDA認証機器となるため効果の期待だけでなく安全性にも優れた施術となるため、現在では10人に1人は悩まれている多汗症・ワキガの改善へ最も受けて頂けやすい治療ではないでしょうか。

施術適用部位は、脇、乳輪、すそ。
多汗症・ワキガの2つに効果を発揮してくれる治療です。

③ビューホット

ビューホットは患部に針を刺し穿刺した針から高周波の熱を出す、ミラドライ同様、汗腺を破壊する治療法です。
局所的な治療のため、体内に数百万個と広がるエクリン汗腺の破壊には不向きとなり、すべてに効果があるわけではないため、多汗症に対しては効果が薄いとされています。
また、針を刺す治療のため、感染のリスクや、跡が残る可能性があること、麻酔や施術による内出血・色素沈着、施術部や肩の痛みなどのリスクが挙げられます。
施術可能箇所は、脇、乳輪、すそで、ワキガに効果的な治療です。

④外科的手術

脇の下の皮膚を3~5㎝ほど切開し、汗線を直接目で確認、匂いの原因となるアポクリン汗腺を確実に切除し取り除くため臭いも汗も抑えることができ、効果は半永久的となります。
手術は保険適用としてる院も増えており価格帯も以前よりはお安く施術が可能であると言われておりますが、多汗症診断が下りたかたのみの保険適用となるので希望したすべてのかたが保険適用とは限りません。
また、手術となるとダウンタイム中も長く痛みが生じ、平均的に2㎝程の傷跡が残ります。
施術可能箇所は、脇、手の平、足底で、多汗症・ワキガに効果的な治療です。

ミラドライとビューホットはどちらがオススメ?

ビューホットは韓国で開発された医療機器で、患部に針を刺し、穿刺した針から高周波を出して、汗腺を破壊する治療法です。
スソワキガやチチガに対しても効果があると言われていますが、ビューホットによる治療の効果は研究が少ないため、明確ではないと言われていることが現状です。
厚生労働省や米国FDAの認可は受けていないことや開発国である韓国でも国の承認を得ていない機械となっており、照射範囲もそれぞれ異なるためよく比較対象とされるミラドライと比べると、厚生労働省や米国FDAから認可を受けた医療機器であるミラドライは安全性が高く効果や効果の持続、照射範囲の広さや主に脇への治療が得意であることが分かっています。

安全性面で言うと不安な点のあるビューホットですが、効果は高いと言われております。
針を刺すことができれば高周波を照射できるため、狭い範囲が得意な治療です。
しかし、針が届かない部分や穿刺周囲以外の汗腺へは効果が薄いという欠点があるため、汗腺の位置をしっかり把握しながら施術を行う必要があり医師の知識や技術力も大切になってきます。
ビューホットのリスクとして、跡残りする可能性や、点状のかさぶたができること、やけど、針を刺すことによる感染リスク、麻酔や施術による内出血・色素沈着、施術部や肩の痛みなどが挙げられます。

当院では、皮膚を傷つけることなくワキガ・多汗症の両方に対し高い効果が立証されている「ミラドライ」を推奨しております。
ビューホットはエクリン汗腺すべてに効果があるわけではないため、多汗症に対しては効果が薄いとされており全く性質の異なる医療機器なっているため、それぞれ特性が違うことをよく理解して治療を選択いただければと思います。

このお悩みならミラドライ!

・脇汗が気になって着たい服が着れない
・脇汗による服のポイント黄ばみが気になる
・汗をかいた時に周囲へ匂っていないか不安
・制汗剤や脇汗パッドをこまめに使用することに面倒を感じている
・ワキガ、すそワキガの治療をしたいが手術に抵抗がある
・すそワキガが気になりパートナーとのコミュニケーションが消極的になる

ミラドライは、マイクロ波を広範囲に照射し汗腺を破壊することで、汗の量や臭いを抑制する治療法です。
さまざまな研究結果では、汗の量や臭いは施術前と比べ7割〜8割軽減すると言われており、臭いや汗がほとんど消失したという患者様もいらっしゃいます。吸引による腫れや内出血が起こりますが、1週間~10日程度で消失するため、ダウンタイムも短くなっております。

まとめ

ミラドライは、皮膚を切ることなく多汗症・ワキガ治療を日帰りで行える治療のこと。
施術時間は1時間半から2時間程度で終了し、当日の入院や通院も不要となります。長期のお休みが取れない方でも気軽に受けることができ、ダウンタイムも短いので普段通りの生活を送ることができます。
長年、ワキガや多汗症でお悩み・ストレスをお持ちの方は、無料でカウンセリングを行っておりますので、お気軽にご相談下さいませ。

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