脇汗を今すぐ止める最強対策法|原因から治療まで解説
脇汗が出る仕組みとメカニズム
脇汗に悩む多くのかたが「なぜ自分だけこんなに汗をかくのか」と疑問に思っていることでしょう。
まず、脇汗が発生する仕組みと原因を詳しく理解することがポイントです。
脇の下には「アポクリン汗腺」と「エクリン汗腺」という2種類の汗腺があります。
エクリン汗腺は体温調節のための無臭で透明な汗を分泌し、アポクリン汗腺はストレスや緊張時にタンパク質を含んだ汗を分泌します。
通常の体温調節による発汗であれば問題ありませんが、過剰な発汗は「多汗症」の可能性があると言えます。

脇汗の3つの種類と特徴
脇汗は発生原因によって3つのタイプに分類されます。
気温上昇や運動によって体温が上がったときに全身に起こるのが温熱性発汗で、これは最も一般的な発汗タイプです。
一方、ストレスや緊張、不安によって引き起こされ、手のひらや足の裏、脇の下に集中的に短時間で大量に分泌されるのが精神性発汗と言い、辛い食べ物や熱い食べ物を摂取した際、一時的に顔や頭部に多く見られるタイプがが味覚性発汗です。
暑くないのに脇汗が出る原因
「暑くないのに脇汗が流れ落ちる」「寒いのに脇汗が垂れる」という症状は、いくつかの原因が考えられます。
仕事のプレッシャーや人間関係によるストレスや緊張は、交感神経の過剰反応を引き起こし脇汗を増加させます。
また、女性ホルモンの変動や甲状腺機能の異常によるホルモンバランスの乱れも原因となる上に、さらには体質的要因として遺伝的に汗腺が発達している場合や、基礎代謝が高く神経系が敏感な人もいます。

今すぐできる脇汗を止める最強対策法
市販制汗剤の最強活用法
制汗剤の効果を最大限に引き出すには、正しい使用方法が重要です。
塗布のベストタイミングは、汗腺が落ち着いている寝る前または朝に脇を完全に乾かした状態です。
脇を清潔にし、乾かしてから制汗剤を薄く均等に塗布し、完全に乾くまで5~10分程待ってから衣服を着用しましょう。
最強の制汗剤を選ぶなら、アルミニウム塩が配合された医薬部外品認定製品や、密着力の高いパウダータイプがおすすめです。
脇汗パッドの種類と使い分け
脇汗パッドは症状の程度と使用シーンに応じて選び分けることが重要です。
軽度の脇汗には、目立ちにくい薄型シールタイプが適しておりますが、一方、中度から重度の脇汗には、大容量の吸収が可能な厚手タイプや繰り返し使える布製のものを選ぶと良いでしょう。
汗ジミが目立たない服装選び
服装選びは脇汗対策の重要な要素です。
汗ジミが目立たない色は、ネイビー、黒、濃いグレーなどが挙げられます。
白色も乾けば目立ちにくいとされていますが、反対に、薄いグレーやパステルカラーは最も汗ジミが目立つため避けるべき色でしょう。
素材は、吸水速乾性のある化学繊維や、コットン混紡がおすすめで、純綿やレーヨンは汗を吸って乾きにくいため避けた方が無難と言えます。

医療機関での脇汗治療法
セルフケアで改善が困難な脇汗には、医療機関での専門的な治療が効果的です。
ミラドライ
多汗症に対する治療法の一つに、ミラドライがあります。
ミラドライは多汗症とワキガ(腋臭症)の2つの症状へ適した治療法で、エクリン腺とアポクリン腺の両方の汗腺を破壊する治療です。
しかし、すべての汗腺を破壊することは不可能である為あくまで軽減を目的としたレーザー治療とはなるものの、破壊された汗腺は今後再生することがなく半永久的な効果が得ることが可能となります。
メリットとしては、手術のような傷跡が残らず、短時間で施術を受けていただくことができます。
ダウンタイムはゼロではありませんが、約1~2週間程は激しい運動や入浴・プール・温泉施設等は避けていただくことでいつでも受けていただける施術となります。
現在では、多くのかたが1回の治療で大幅に汗量やにおいが軽減したと感じられている程、効果実感の高い施術とされています。

ボトックス注射
脇へのボトックスは、注射を打つだけの手軽に受けていただける治療のひとつでダウンタイムを気にせず受けることが可能です。
一般的には表情筋や張りの強い筋肉を緩和させる目的で打つボトックス注射ですが、脇にボトックス注射を打つことで交感神経から汗腺への情報伝達を遮断しエクリン汗腺から分泌される汗を抑制する作用があります。
効果は2~3日後から徐々に現れ定着までは約2週間程とされており、個人差があるものの4ヵ月~半年程度持続するため多汗症状のある方や季節要因で汗量が不快に思われるかたには適した治療法となります。
このように、基本的にはエクリン汗腺へのアプローチを目的とし受けていただく施術ではありますが、ニオイが気になるアポクリン汗腺の働きをも抑制する効果を実感できます。

脇汗と臭いの関係性と対策
脇汗の悩みと密接に関連する臭いの問題について、正しい知識と効果的な対策法をお伝えします。
脇汗とワキガの違いと見分け方
多くの人が混同しがちな脇汗とワキガは明確に異なり、エクリン汗腺から出る脇汗は基本的に無臭で99%が水分です。
一方、ワキガはアポクリン汗腺から分泌されるタンパク質や脂質を含んだ汗が原因で、特有の臭いがあります。
簡単な見分け方として、
➀衣服の汗ジミが黄色くなるか
➁家族にワキガの人がいるか
➂耳垢が湿っているか
などが挙げられます。
汗の臭いが発生する仕組み
無臭のはずの脇汗が臭くなるのは、皮膚表面の細菌が汗の成分を分解しその過程で臭い物質が生成されるためです。
汗をかいた後、長時間放置したり通気性の悪い衣服を着用したりすると、細菌が繁殖して臭いが強くなります。
また、ストレスによる汗質の変化や食生活の偏りも臭いを強くする要因となります。

脇汗による細菌繁殖を防ぐ方法
臭いの根本原因である細菌の繁殖を効果的に抑制しましょう。
即効性のある対策として、こまめな汗の拭き取りや抗菌作用のあるデオドラントの使用が挙げられます。
継続的な対策としては、毎日の入浴で皮膚を清潔に保つことや、脇毛の適度な処理で細菌の温床を減らすことが効果的です。
脇汗改善のための生活習慣
脇汗の根本的な改善には、日常生活習慣の見直しが非常に重要です。
体の内側からアプローチする効果的な方法をお伝えします。
脇汗を抑える食事・栄養素
食事内容は発汗量に大きな影響を与えます。
大豆製品や緑黄色野菜、海藻類などは、ホルモンバランスや自律神経を整え、発汗を抑制する効果が期待できます。
一方、香辛料やカフェイン、アルコール、高脂肪食品は、発汗を促進するためできる限り避けましょう。

ストレス管理と脇汗の関係
精神性発汗の最大の原因であるストレスを効果的に管理しましょう。
ストレスは交感神経を活性化させ、汗腺を刺激して発汗を増加させます。

適度な運動による汗腺機能の正常化
運動は一見発汗を増加させるように思えますが、実は汗腺機能の正常化に重要な役割を果たします。
定期的な有酸素運動やヨガは、汗腺機能を調整し体温調節能力を向上させ自律神経のバランスを整える効果があります。

睡眠の質と脇汗の関連性
質の高い睡眠は、自律神経の乱れを改善し発汗コントロール機能を正常に戻す効果があります。
規則正しい睡眠時間や、寝室環境の最適化(室温、湿度、寝具の選択)を心掛けましょう。

まとめ
脇の汗やニオイでお悩みのかたは一度カウンセリングで相談から始めてみませんか。
治療に対する不安や治療後の経過など、ゆう美容クリニックでは安心して治療を受けていただけますようご案内いたしております。
お悩みに寄り添った治療内容のご提案で、年齢や性別問わず多くの患者さまにご来院いただいております。
カウンセリング代や診察代は、完全無料!
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